管理荘

絶対とは言えない状況

スターウォーズエピソード7〜ダークな懐古趣味〜【ネタバレあり】

スターウォーズである。70年代生まれの身としてはスタウォーズと共に育ってきたと言いたくなる程の思い入れが有る。実際に私が映画館(シネコンじゃない映画館だいすき)に足繁く通っていたのはエピソード3の放映後〜特別編が公開されるくらいまでの時期なので、そうでもないかな。ともあれ、今回のスター・ウォーズエピソード7の公開には心を乱された。

f:id:Boox:20160106143141j:plain

「英語+ベトナム語字幕で楽しめるか。日本に帰った時に日本語字幕付きでみた方がいいのではないか」「ストームトルーパーがつるつる過ぎではないか」と悩んだ末、公開日の翌日。CGVシネマ(旧Megastar)で観覧してきた。

kinhdoanh.vnexpress.net

下記より、ネタバレ含みます。

そんな悩みは無用。英語聞き取れずの壁を乗り越え、エキサイト。何よりも良かったのが、エピソード4〜5にかけてのストーリー展開の踏襲(と組み換え)とダークな帝国軍のモチーフが散りばめられているところだ。

拡大版デススターことスターキラーベース内部の構造物だったりコンソール。レンがレイやポオに使う拷問機械。そこで照らされている、ダークな青と赤の光。そう、まんまエピソード4〜5で用いられてきたダークさが凝縮されているのだ。この全体的なダークな色調が帝国軍(正確にはファーストオーダーだが)好きにはたまらないのだ。特に、あの衝撃的なシーン(エピソード5のアイアムユアファザーの組み換えシーン)での、建物外からの赤く照らされていた光が徐々に弱まり薄暗い青だけになり、ダークサイドが強調される個所なんてたまらん。このダークな良さはオープニングの黄文字の御託が宇宙を飛び去りカメラパンをした後に現れるスター・デストロイヤーのダークさでもテンションを上げてくれる。つまり、エピソード7は旧三部作好きの懐古趣味を十分にダークに満たしてくれるのだ。

実際は、フィン、レイ、ハン・ソロ、チューバッカ当たりの軽妙なやりとりもあるが、エピソード8ではさらにダークサイドのどん底に落ち込んでくれることを期待している。と思っていたらルーカスさんからこんな批判があったことが明らかに。

wired.jp

こちらに関しては、こちらも懐古(レトロ)趣味は止められない都合上、メタストーリーとして「ルーカスとJ.J.エイブラムスのスターウォーズをめぐる父子関係的なドラマ」の展開を期待している。因みに2回目の観覧時にはほとんど寝てしまったので来週もう一回観てくる。

宇宙防衛軍(紙ジャケット仕様)

宇宙防衛軍(紙ジャケット仕様)

 
フィアー・オブ・ア・ブラック・プラネット(2CD エディション)

フィアー・オブ・ア・ブラック・プラネット(2CD エディション)