スターウォーズエピソード7〜ダークな懐古趣味〜【ネタバレあり】
スターウォーズである。70年代生まれの身としてはスタウォーズと共に育ってきたと言いたくなる程の思い入れが有る。実際に私が映画館(シネコンじゃない映画館だいすき)に足繁く通っていたのはエピソード3の放映後〜特別編が公開されるくらいまでの時期なので、そうでもないかな。ともあれ、今回のスター・ウォーズエピソード7の公開には心を乱された。
「英語+ベトナム語字幕で楽しめるか。日本に帰った時に日本語字幕付きでみた方がいいのではないか」「ストームトルーパーがつるつる過ぎではないか」と悩んだ末、公開日の翌日。CGVシネマ(旧Megastar)で観覧してきた。
下記より、ネタバレ含みます。
そんな悩みは無用。英語聞き取れずの壁を乗り越え、エキサイト。何よりも良かったのが、エピソード4〜5にかけてのストーリー展開の踏襲(と組み換え)とダークな帝国軍のモチーフが散りばめられているところだ。
拡大版デススターことスターキラーベース内部の構造物だったりコンソール。レンがレイやポオに使う拷問機械。そこで照らされている、ダークな青と赤の光。そう、まんまエピソード4〜5で用いられてきたダークさが凝縮されているのだ。この全体的なダークな色調が帝国軍(正確にはファーストオーダーだが)好きにはたまらないのだ。特に、あの衝撃的なシーン(エピソード5のアイアムユアファザーの組み換えシーン)での、建物外からの赤く照らされていた光が徐々に弱まり薄暗い青だけになり、ダークサイドが強調される個所なんてたまらん。このダークな良さはオープニングの黄文字の御託が宇宙を飛び去りカメラパンをした後に現れるスター・デストロイヤーのダークさでもテンションを上げてくれる。つまり、エピソード7は旧三部作好きの懐古趣味を十分にダークに満たしてくれるのだ。
実際は、フィン、レイ、ハン・ソロ、チューバッカ当たりの軽妙なやりとりもあるが、エピソード8ではさらにダークサイドのどん底に落ち込んでくれることを期待している。と思っていたらルーカスさんからこんな批判があったことが明らかに。
こちらに関しては、こちらも懐古(レトロ)趣味は止められない都合上、メタストーリーとして「ルーカスとJ.J.エイブラムスのスターウォーズをめぐる父子関係的なドラマ」の展開を期待している。因みに2回目の観覧時にはほとんど寝てしまったので来週もう一回観てくる。
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2015 Best Tracks
大学の時分、何の料理を作っても不味かった。この写真はその頃赤キャベツ等諸々の野菜を漬け込み西日に当ててみた写真。下宿の壁はベニヤ板一枚に土を塗ったものだったので本当に冬は寒かった。
みたい感覚の延長で音楽聞いている。
2015年ベストトラック。
Daryl hall & John Oates - Head Above Water
…ニューウェーブぽいのばかり選ぶ自分にちょっとがっかり…
一方、オフィスではベトナム歌謡が鳴りひびく。
今日もまた川沿いで花火大会があるようで。グエンフエのホコテンはバイク社会とは別の混雑を見せてくれるんだろうな。
紅白ってもう始まってるの?
年末コミュニケーション
丁度一年前、ホーチミン市は2区に引っ越した。その時の写真。
全く関係ないですが、こちらホーチミン市では、豚の血を寒天の様に固めたものがブン(米の麺)とかフーティウ(米の麺)とかに具として入っているのですが、あれを日本式の「おでん」に入れたら合うのではないかと今気がつきました。
Huyết (thực phẩm) – Wikipedia tiếng Việt
いや、今気がついたというのは正確でなく、色々あるフーティウのスープ/具の組み合わせの中で「大根が具」のフーティウがあるのですが、それが「おでん」ぽいなと潜在意識にあったので(実際におでんっぽい)、いかにも「今正に」なにかひらめいたように感じたのかもしれません。
と、脈絡なく考えて暮らしているのですが、こと仕事に関してはそうも行きません。特にわたくし年初に転職し、新天地「ホーチミン市の谷根千、ダカオ」にて働きはじめたのですが、勤め人としては日々人と話し、業務をドライブさせないとならないわけで、コミュニケーションというものをいやでも意識します。つまり「ダカオは古い寺が多くていいよね」等の妄言は封印するわけです。大きな意思。流れを作る。コミュニケーションとはそういうものではないかと思うわけです。
-離席-
今丁度、本年最後の採用面接を済ませてきたのですが、「〜中学校出身ですか、あそこの三叉路の工場が〜」という話はすっかり我慢したわけですが。面接を済せて自席にもどってくると、スタッフ皆ソワソワしていてすっかり「年末」です。Mỹ Tâmの"Ước Gì"がスピーカから流れて、「ほら歌えよ」という暗黙のプレッシャー。をスルー。これもまたコミュニケーションなのです。
としているウチに年末があと数時間になってきたので、あわてて総括すると、
「2区に暮らし、ダカオで働き、旅もし」の一年でした。
今年行った街をリストすると。。
- Los Angels:Cro-Magsのライブが見れた
- New York:ベーグルうまかった/地下鉄乗れた
- Boston:雪に埋もれた街が幻想的
- 古市市:古墳のある暮らし
- Hội An:田舎町エリア良し
- Phangan島:フルムーンパーティ
- マニラ:英語留学・イントラムロス良い
なかなか充実でした。
では、皆様良いお年をお迎えください。
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